二人用心理戦ボードゲームの作り方①~ババ抜き~|二人用心理戦ボードゲーム「Suiri/Sinri」

二人用心理戦ボードゲームの作り方①~ババ抜き~

2023年11月13日 09:44:00

簡単に始められる、二人用心理戦ゲームを作ろう第一弾!
なるべくお家にあるもので済ませられるようなゲームにしたいと思います。
実は、別で運用中のサイトでは四弾ぐらいまで行ってるのですが、こっちで新しく始めます。

この企画は、適当に思いついた二人でできるゲームに、心理戦要素を組み込んでさらに面白くしようというものです。通常複数人プレイの物も二人用から考えて、余裕があれば人数を増やしたいなと考えています。
では、行ってみましょう!今回はババ抜きです!

<ババ抜き>
「あれ?ババ抜きって割と心理要素メインなのでは?」と思った方いますよね。チョイスミスです。二人用ゲーム無いかなーって考えると全然思い浮かばなくて、トランプで無いかなーババ抜きにしよう!ってなったわけです。でももう決めたので頑張ってみます。
ババ抜きは皆さんご存じの通り、トランプ52枚にジョーカー1枚を混ぜて、同じ組を捨てていくゲームです。最後にジョーカーが手元に残った人が負けというシンプルな遊びです。人数増えれば増えるほどカードがばらけて面白くなっていきます。2人だと自分がジョーカーを持っていなければ、相手が確実にジョーカーを持っているので、カードを引くとき慎重になりますよね。そして、ジョーカーを引かなければ、確実に手元の一枚と組が完成して捨てることができます。

2人だとババ抜きは作業になってしまいます。どれがジョーカーだろうぐらいしか考えることがなくて、少しつまらないゲームになってしまいます。

そこで何か要素を追加して、面白さを増やしていきます。

(考え中)

なんか、既存のゲームがあるような気がしてならないんですが、完成しました!すでに似たようなゲームがあったらごめんなさい。

<ゲーム準備>
トランプ52枚+ジョーカー1枚を用意して、親から順になくなるまで配ります。(ここでの親というのは、カードを配る人のことでじゃんけんでもその場の雰囲気で決めても良いです)
手持ちの同じ組(同じ数字で同じ色)のカードは全て真ん中に捨てます。

<ゲームの進め方>
親から交互にカードを一枚ずつ引きあいます。同じ数字で同じ色のカードが揃えば捨てられます。
ここで新ルールです。カードを裏返しで捨てることができます。1枚だけ裏返しても2枚でも、裏返さなくてもいいです。なぜ裏返すか?揃ってなくていいからです。
例えば、相手から赤の2を引きました。2人の場合、必ず手持ちにセットにできるようなカードがあるはずですが、手持ちの黒の10(例)を裏返して、赤の2とセットにして真ん中に捨てることができます。もちろん通常のババ抜きとしてはありえない行為ですが、これを有りとします。
先ほど述べましたが、2人の場合、必ずセットにできるカードが手持ちにあります。ということは裏返して捨てる意味がないのでは?と思うかもしれません。では、あなたがジョーカー持ちだったらどうしますか?相手に取って貰えるかわからないジョーカーは今すぐ捨てたい存在です。なので、赤の2とセットにしてうまいこと捨ててみましょう!

<実際のプレイ>
さて、<ゲームの進め方>を全部読んでもらえたなら、“なんとなく面白そうな雰囲気 ”っていうのが伝わったかもしれません。ただ、最初にジョーカーをセットにして捨てるのは悪手なんです。最初っていうのが良くないんです。
上の例で行くと、赤の2は手持ちにあるのに赤の2とジョーカーをセットにして捨てると、ジョーカーは無くなるんですが、赤の2は残り続けるんですよね。要は赤の2がジョーカーになるんです。本末転倒ですね。
これは打開策があります。
ジョーカーを増やすんです。赤の2を取ったなら、黒の10と捨てるんです。そうすれば、赤の2・黒の10・ジョーカーがパートナー無しの状態になります。そして!赤の2とジョーカーが手持ちにあって、黒の10は相手が持っていることになります。少し、複雑なので実際に持ってやってみてください。あとはわかりますよね?赤の2とジョーカーをどちらも裏返して捨てれば、証拠隠滅です!相手の黒の10だけがパートナーが存在しないまま新しいジョーカーとなるわけです。しかも相手は気づいていなわけですから笑っちゃいますよね。ただ捨ててるだけなのにジョーカーを相手に渡すことができます。

~続く~

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