二人用心理戦ボードゲームの作り方②~マンカラ~|二人用心理戦ボードゲーム「Suiri/Sinri」

二人用心理戦ボードゲームの作り方②~マンカラ~

2023年11月27日 13:00:00

簡単に始められる、二人用心理戦ゲームを作ろう第二弾!
なるべくお家にあるもので済ませられるようなゲームにしたいと思います。

この企画は、適当に思いついた二人でできるゲームに、心理戦要素を組み込んでさらに面白くしようというものです。通常複数人プレイの物も二人用から考えて、余裕があれば人数を増やしたいなと考えています。
では、行ってみましょう!今回はマンカラです!

マンカラにはルールがたくさん存在しますが、お好きなルールでプレイしてください。
ただし、勝ち方は“カラハ”流でいきます。以下、カラハのルールにのっとって書きます。

<マンカラ(カラハ) >
マンカラの遊び方にカラハというものがあります。マンカラの遊び方を知らない人向けに、その遊び方をざっくり紹介します。
二人用ゲームです。最近はファミリー向けも出てきていますね。楽しそう。
ボードと48個のおはじき(ビー玉)を使います。ボードは自作することも不可能ではないので、おはじきみたいなものがあればお家でできますね。
ボードは下のようにくぼみがついています。四角いところは本来一つの大きなくぼみです。要は、真ん中に2×6の小さなくぼみと、それを挟む大きなくぼみが両サイドについています。
□○○○○○○□
□○○○○○○□
小さなくぼみには4つずつおはじきを入れます。二人で向かい合い、手前の6つのくぼみと右手側にある大きなくぼみを自陣とします。
勝利条件は、自陣の大きなくぼみに25個以上(48の過半数+1)のおはじきを入れることです。
じゃんけんなどで、先行を決めます。
順番に、以下の操作を繰り返します。
①自陣の小さなくぼみから1つ選んでそのくぼみのおはじきを全て手に取ります。
②右隣のくぼみを1とし、手に取ったおはじきを一つずつ右隣へ右隣へと種まきの感覚で入れていきます。
③自陣の大きなくぼみにも一つ入れ、まだ余っているようであれば、敵陣にも入れていきます。ぐるっと一周するように一つずつ入れてください。
~例~
□○○○○○○□
□○○○○◎○□ 
◎のところに4つ入っているとして、おはじきを配ると
□○○○○●●■
□○○○○◎●■
のようになります。(※□の部分は大きいくぼみで、二つで一つ分です。)
合計4つのくぼみに一つずつおはじきが配られています。
相手の大きなくぼみまで到達してしまった場合、敵陣の大きなくぼみには入れず、そのまま自陣に帰ってきてください。
この時点で、大きいくぼみに一つ入ったので勝利条件に一歩近づきました。
基本の操作はこれだけです。自陣のくぼみからおはじきを取って、右に配ってきます。
カラハでは、ルールがあと2つあります。

<カラハのルールその1>
配るおはじきの最後の一個が自陣の大きなくぼみだった場合、もう一回手番を行えます。これは何度でも繰り返せます。
□○○○○○○□
□○○◎○○○□
◎に4つ入っていたとして、手番を行うと、ちょうど大きなくぼみに最後の一個を配ることになります。こういうときに、再度自分の手番を行えます。

<カラハのルールその2>
配るおはじきの最後の一個が、おはじきの無い自陣の小さなくぼみであり、向かい合う敵陣のくぼみに一個以上のおはじきがある場合、向かい合う二つのくぼみにある全てのおはじきを自陣の大きなくぼみに移します。
□○○○○☆○□
□○○◎○△○□
◎に2個のおはじきがあるとします。△にはおはじきがなく、☆には5個のおはじきがあるとします。◎のおはじきを配ると、最後の一個は△に移動します。向かい合う敵陣のくぼみにはおはじきがあるので、そこの5個のおはじきと最後に配った1個のおはじきを全て獲得します。

ルールその2が最初はわかりづらいですが、これを理解していないと負けます。一気におはじきを奪えるか奪われるかで勝負を決することが多々あります。

<心理戦要素を組み込む>
マンカラは全ての情報が開示されているゲームなのでオセロや将棋といったゲームによく似ています。全ての盤面を読むことができれば、おそらく先攻が勝つゲームです。
それだけで面白いゲームが完成してしまっているのでここに心理要素を組み込むのはなかなかハードですね。
おはじきの色に注目して作ってみましょうか。

<準備>
48個のおはじきは、赤・青・黄・緑の4色×12個とします。
同じ大きさの小さな紙に赤・青・黄・緑の字を書いて、裏返してシャッフルします。
お互いに各色6個ずつを好きなように自陣に入れ準備完了。

<手順>
①4枚の紙から先攻後攻の順に一枚ずつ引きます。
②お互いに見えないように確認し、心の中にとどめます。
③普通にマンカラをします。

<ルール>
追加でルールを入れます。
基本は、自陣の大きなくぼみに入れたおはじき一個につき1点として計算します。
ただし、自分が引いた紙の色と同じ色のおはじきは2点として計算し、相手の紙に書かれた色と同じ色のおはじきは-1点として計算します。
相手の色は0点でも良かったのですが、相手に自分の色を取らせることで有利に働く状況の方が心理戦感が強くなりそうだったので‐1にしました。
以上、心理戦マンカラです!

<考察>
まだやっていないので感覚ですが、1点のおはじき、つまり自分の色でも相手の色でもないおはじきを如何に自分の点数とできるかが重要になってくるのではないでしょうか?自分の色は取りたい気もしますが、相手に取らせた方が基準1点からのマイナスが大きいので有利になります。
つまり、自分の色と相手の色は敵陣に送って、残りの1点のおはじきをいかに取りきるかが大事なきがします。

<まとめ>
今回は心理戦×マンカラということで、マンカラで二人用心理戦ボードゲームを作りました!すでにボードゲームのマンカラのセットをお持ちの方はすぐに試せると思うので、是非やってみてください!懸念は同じ色のおはじきがどのくらい入っているかですね。等しく入っていればいいんですが…。3色でも5色でも問題なく遊べると思います。

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