二人用心理戦ボードゲームの作り方③の続き|二人用心理戦ボードゲーム「Suiri/Sinri」

二人用心理戦ボードゲームの作り方③の続き

2023年12月11日 13:36:00

簡単に始められる、二人用心理戦ゲームを作ろう第三弾の続きです!
前回の続きになりますので前回をご覧になってからお読みください。

この企画は、適当に思いついた二人でできるゲームに、心理戦要素を組み込んでさらに面白くしようというものです。通常複数人プレイの物も二人用から考えて、余裕があれば人数を増やしたいなと考えています。
では、行ってみましょう!

前回はリバーシの石にシールを貼って、そのシール付きの石を表にしてしまうとペナルティが与えられるというところまで行きました。
今回は、そのペナルティの内容を紹介して、考察していきたいと思います。

<ペナルティ>
相手のシール付きの石を表にしてしまうと、ゲームを一時中断し、相手が好きな石を一個裏返せる。
具体的に自分が黒、相手が白だとして図解します。
実際なるかは置いといて、下のような盤面になったとします。
次はあなたの番で、1⃣~4⃣の場所に置けます。あなたならどこに置きますか?リバーシに強いわけではないのでだいたいいつも感覚でやってますが、自分は4⃣に置きます。これは余談ですが、中央付近の確実に取られない石はめちゃくちゃ強いと思ってます。
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│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ 2⃣ 3⃣ ● ● ○ │
│ □ □ 1⃣ ○ ○ ○ ●  ○ │
│ □ □ □ ● ○ ● ● ○ │
│ □ □ □ 4⃣ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
└ ー ー ー ー ー ー ー ー ┘
決まりましたか?この心理戦は相手にシール付きの石を取らせることで自分が有利になります。
1⃣に置いて下の図のようにして、5⃣に誘ってみましょう。
“シ”は今自分が置いたシール付きの黒です。相手にはただの黒い石にしか見えていません。
┌ ー ー ー ー ー ー ー ー ┐
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ ● ● ○ │
│ □ 5⃣ シ ● ● ● ● ○ │
│ □ □ □ ● ○ ● ● ○ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
└ ー ー ー ー ー ー ー ー ┘
強い人ほど5⃣には置かない気がしますが・・・、5⃣に置いてもらいましょう。 下のようになります。
“シ”は相手によって表にされた白い石です。ここで相手は、自分のシール付きの石を裏返してしまったのでペナルティが発動します。あなたは、この盤面の白の石一つを黒の石にできます。
┌ ー ー ー ー ー ー ー ー ┐
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ ● ● ○ │
│ □ ○ シ ○ ○ ○ ○ ○ │
│ □ □ □ ● ○ ● ● ○ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
└ ー ー ー ー ー ー ー ー ┘
さて、あなたはどの白い石を黒にしますか?
私は、後先考えず下の6⃣に置きます。絶対取られない最強の黒い石になりませんか?
┌ ー ー ー ー ー ー ー ー ┐
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ ● ● ○ │
│ □ ○ ○ ○ ○ ○ ○ 6⃣ │
│ □ □ □ ● ○ ● ● ○ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
│ □ □ □ □ □ □ □ □ │
└ ー ー ー ー ー ー ー ー ┘
こんな感じでゲームを進めます。ペナルティが発動して石を自分の物にしたらゲームが再開するので、もう一度自分のターンのようになりますね。角が取られていても取り返せる最強の一手が打てるので、絶対にシール付きの石を表にはしたくないですね。

他にも細かいルールを決めないといけないのですが、この時点で最後まで遊べますので、是非試してみてください。
ゲームの途中でぶつかる細かいルールは下の方で解説しています。

<考察>
このゲームを考察してみたいと思います。
まずゲームバランスはどうか?自分でも数回やってみた結果、ある程度安定しています。細かいルールで調整できるほどには良いバランスです。
相手のシール付きを取ってしまうと、築き上げた盤面が崩壊してしまうほど強力なペナルティですが、それがまたいい味を出していて、取ったらマズイという緊張感と、どこに隠れているかわからない不安感がより一層心理状態を高ぶらせます。普段なら最善の手を打つしかないリバーシですが、その単純さがゆえにこの心理要素を含んだゲームは爆発的に面白くなっています。
ピンチのときにあえて悪手で誘って、シール付きの石の存在を漂わせてみたり、何でもないところにシール付きの石を隠してみたり、戦略は格段に幅広くなっています。

<細かいルール設定>
以下に挙げられていないルールでわからないことがありましたら、次のメールまでご連絡ください。
ryice2217@gmail.com

1.一度表になったシール付きの石が、再度裏返り、もう一度表になった場合もペナルティが発動する。基本場所がばれてしまっているので、このようなことは起きにくいが、ペナルティは何度でも発動する。
2.ペナルティで裏返した石によって他の石が裏返ることはない。通常のルールはここでは適応されず、ペナルティで裏返すことができるのは一つだけである。
3.ペナルティで裏返した石によってさらに相手のシール付きの石を裏返したとき、自分もペナルティを受ける。ペナルティのカウンターが来ることも想定して裏にしなければならない。

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