二人用心理戦ボードゲームの作り方④～ヌメロン～

なるべくお家にあるもので済ませられるようなゲームにしたいと思います。

この企画は、適当に思いついた二人でできるゲームに、心理戦要素を組み込んでさらに面白くしようというものです。通常複数人プレイの物も二人用から考えて、余裕があれば人数を増やしたいなと考えています。

では、行ってみましょう！今回はヌメロンです！

＜ヌメロン(ヒットアンドブロー) ＞

みなさんはどちらの呼称で読んでいるでしょうか？

今回の記事ではゲームの名前をヌメロン、ゲーム中の数字やその位置が当たった時の呼び名をヒットとブローで説明します。

そもそもヌメロンとは？

ヌメロンとは、数当て論理的思考ゲームです。二人用のゲームで、時間は５分から、当てる数字は３桁でも４桁でもできます。今回は３桁のゲームとして考えていきます。

もっと具体的に説明していきます。もうわかるよーって人は飛ばしてください。

お互いに３桁の数字（ここでは単純に１から９までの数字を使ってできるもの）を紙に書いて相手に見せないようにします。

順番を決め、親（攻）と子（守）を交互に行っていき、先に相手の数字をドンピシャで当てた方の勝利です。

親は子が書いたであろう数字を予想して３桁の数字を言います。

子はその言われた数字に対して、自分が書いた数字と照らし合わせ、○ヒット・△ブローと言い返します。このとき〇と△には数字が入り、位も数字も合っていればヒット、数字は合っているが位が違うならブローでカウントします。

例えば、自分の数字が７８４だとして、相手に４５３と言われたら４は合っているけど位がおかしいので１ブローです。他の数字は合っていないので、ヒットはなしで相手には０ヒット１ブローと言い返します。

例えば、自分の数字が７８４だとして、相手に３８７と言われたら８が位も数字も合っているのでヒット、７は数字のみ合っているのでブローです。よって１ヒット１ブローになります。

親と子を交互に、どちらかが当てるまで続けます。

※ヒットとブローの数はこのゲームの大事な情報です。真剣にやるためにも必ず正しい情報を相手に伝えましょう。

＜心理戦要素を組み込む＞

ヌメロンは初手運ゲーです。１ターン目に2ヒット１ブローが出ることもあります（すべての数字がばれている状態）。

０ヒット０ブローもありますが、運が悪いかと言うとむしろラッキーで、確実に使わない３つの数字がわかったことになります。

このゲームの欠点はここです。運によってはゲームが面白くなくなるということです。

心理戦要素を加えるついでに運要素も少し排除してみたいと思います。

たった一つ以下の要素を加えます。

「１ゲームにつき、勝つと２点が貰え、負けると１点が貰える。ただし、相手よりも大きい数字で勝ったなら得点が二倍になる。」

得点制ににし、５点以上の獲得で勝利とします。同時に５点以上になった場合、得点が高い方を勝者とし、同点なら最後の試合に勝った方を勝者とします。このゲームで獲得ができる点数は１点か２点か４点です。最初に４点取れば、ほぼ勝ちですが、相手も１点貰えているため、次の勝負で４点負けすると同点になり最終試合勝ち逃げされます。

以上！心理戦ヌメロンです！

＜考察＞

今回の心理戦要素は、すごくシンプルでしたね！大きい数字なら得点二倍で一気に王手なので、絶対に取りたいところです。しかし、大きい数字、例えば７・８・９辺りの数字を使うと即バレて当てられてしまいます。負ければ確定１点なので負けは回避したいです。その塩梅が難しいですね。８７３とかの数字が大きくて当てられにくそうな感じを選ぶといいのでしょうか？９４１とかも良さそうですね。"小さい数字だけ"とか"大きい数字だけ"とかは経験上よくないと思います。このゲームも然りです。ローラーされて０ブローや３ヒット当てられるとほぼ負けですからね。

＜まとめ＞

今回は心理戦×ヌメロンということで、ヌメロンで二人用心理戦ボードゲームを作りました！紙とペンがあればすぐに試せると思うので、是非やってみてください！ドキドキ感がたまらないゲームになりそうですね。